

菅原弘暁

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PRパーソンは「ストーリーをつくるのが仕事」と言われています。それはこのPR Table Blogでも繰り返し発信されてきたことです。
しかし、いざストーリーを作っては、「そのストーリーじゃ(メディアには)取り上げられません。」みたいなことをメディアやPR会社に言われたことありませんか? きっとあると思います。だって僕もPR会社時代に、よくクライアントに言ってたから。そりゃ念仏のように、何度もブツブツと。
仕方ないですよね。「メディアに掲載される方法を考えてくれ!」と依頼を受けて、逆立ちしたって方法が思いつかないのに、無責任に「大丈夫です、掲載できます!」とは言えません。一応プロの矜持はありますから、お金をもらって不誠実なことはできません。
だから「メディアに掲載してもらうために、もっとこうしましょう!」とアドバイスをすると、「うーん、それじゃ届けたいストーリーが少しブレるんだよなぁ」と頭を抱えさせてしまうこともチラホラ。アドバイス通りに実行してメディアに掲載してもらっても、特にその後の反響がなかったこともチラホラ。
大変反省しております
実は最近、「メディアには取り上げられない。」と言われることで、PR担当の方たちがショボーンとしていることに気づきました。
せっかく頑張って作ったストーリーも、メディアに取り上げられなかったら「そうか、これは良いストーリーじゃないんだ…。誰にも求められていなかったんだ…。」とショボーンとして忘却の彼方へ置き去りに…。そして今思えば、僕もPR会社時代にクライアントをショボーンとさせていたのだと。今更ですがゴメンナサイ(小声)。
僕自身が事業会社でのPR活動を経験した今、文字をボールドにして言わせていただきたい。「いやいや、そんなことはありませんよ!あなたの会社のストーリー、知りたい人はきっと大勢います!」テノヒラクルー
どういうことかと言うと
「メディアに掲載されない=良いストーリーじゃない=PRパーソン失格」なんてことはないと思うのです。メディアは自分たちのテーマやタイミングに合った情報を探しているので、たとえ良いストーリーであっても取り上げられないことだってあります。メディアにだって都合というものがあるのです。
ではメディア以外に視野を広げてみたらどうでしょう。たとえば働く社員、就職活動真っ最中の学生、キャリア転職を考えている求職者、投資先を探している個人投資家たち…彼らはいつだって会社のストーリーを探し求めてます。そんな彼らに、あなたの会社のストーリーを届けて、あなたの会社を好きになってもらうことは、無駄なことなのでしょうか? そんなことはないですよね。なぜならPRのお仕事は、ステークホルダー(メディア含む)との良い関係づくり。
インターネットが発達した昨今では、TVや新聞などメディアに取り上げられなくたって届ける方法はいくらだってあるはず。大事なことは「どんな人に、どんなストーリーを届けてあげれば、自社を好きになってもらえるか」を頭がはち切れるほど考え抜くことだと思います。メディア以外の人の喜ぶ顔を想像しながら仕事したっていいじゃない。だってあなたは会社の「パブリシティ屋」じゃなくて「PR担当」なんだから。
つまり何が言いたいかって
「あなたの会社の良いストーリー、メディアに掲載されなくても、忘れないであげてね!」ということ。
「それってどうすればいいの!?」という方に朗報です。PR Tableが、そんな悩みを解決するサービスを開発しました。あなたの会社のストーリーを掘り起こして、永久保存できるサービス、その名も「PR Table」。会社名と同じ名前にしているあたりで、僕らの覚悟の重さ、腹くくってる感を察してください。
現在、様々な企業様のストーリーがこのプラットフォームにアーカイブされています。
「あーかいぶ?」「ぷらっとふぉーむ?」「業界用語、氏ね。」「なにそれ?つおい?」「イマイチよくわからん。」・・・ですよね!!
百聞は一見に如かず。まずはPR Tableの創業ストーリーをご覧ください。
365日間『PRってなんだろう?』と考えてる男が目指す、ストーリーに満ち溢れた世界
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「ふざけんなよ!自社サービスの宣伝かよ!」って思いましたでしょうか?
ウッセーな!!ここはPR Tableのオウンドメディアだからいいんだよ!
そもそもさ、何でオウンドメディアなのに好きなこと言っちゃいけないんだよ…。(震え声)
別にいいじゃないですか、だって自分の会社とサービスが大好きなんだから。
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最後になりましたが…
本日、このサービスをローンチするまでに、大変多くの皆様に多大なるご厚意・ご協力を頂戴しました。ユーザー企業の皆様、ライター・メディア関係者の皆様、PRエージェンシー・フリーランスの皆様、この場を借りて御礼申し上げます。
これからもPR Tableは、「PRについて、一つテーブルで膝を突き合わせて話そう」という社名・サービス名に恥じぬよう、より良いストーリーを沢山掘り起こし、PR業界の発展に寄与すべく、さらなる努力を重ねてまいります。(PR Tableチーム一同)